万年筆を持ったその日から、いずれ陥る沼があると言います。 インク・紙・ペンケース・ノートカバーその他諸々。 スゲイノウ人の森さんも、もちろんあらゆる沼に誘われていることが予想されますが、今回はその中でも、ノート(紙)にスポットライトをあてて、お話を伺ってみたいと思います。 スゲイノウ人の森って何者よ?という方はこちらの記事からどうぞ〜 【万年筆が好きすぎるシステムエンジニア 】第1回 SEと万年筆との出会い 森さん仕上げのカスタムヘイテイジ92はこちらです。

どうも〜!編集のSです。


今日はですね〜、森さんのブログで拝見するノートが気になったので、万年筆と「紙」の事情について聞いてみようと思っています。


ですよね、そう仰ると思ってました!


そうです!イラストとか、なにげに上手ですね!


いやいや、すごい良い味出てますよ。ディティールがよくわかります。文字も丁寧ですね。


でも、そもそも、どうしてこのようにイラストに描いてレビューをしているんですか?苦手にもかかわらず…。


それは確かに…。ちなみにいつも同じ銘柄のノートに見えますが、森さんのお気に入りなんですか?

結果的に万年筆との相性も中々良かったので、今もなんとなく使い続けてます。
にじみも裏抜けもしにくいのでコスパが良いと思いますよ。デザインもシンプルで今や大人気です。

よくよくみたら、私これ持ってました!(笑)罫線がないパターンですけど。開いたときにフラットになるから良いですよね。

インクフローが控えめなら良いんですが私はインクフローが多めが好きなのでブロッターを使います。


この道具、ブロッターって名前なんですね!これで押さえて、余分なインクを吸い取るんですよね?

そうです。吸取り紙を取り付けて使いますが、紙を替えればずっーと使えますので、一家に一台の必須アイテムですね!

いやいやいや…


インクフローというのも、好みによって調整するものなんですね?森さんは、ドバドバ出るのが好きだと。

スラスラ書けて書きやすいと感じる万年筆は、たいていインクフローが良いと言えます。でもそれは「ドバドバ出る」とはまた違うんですよね。少な目の量でも、インクが出てくるスピードが早ければ、インクフローが良い。つまり早く書いてもかすれない。

ただ多く出るのと違うんですね。

実はインクの種類によっても変わってくるので、厳密にやろうとすると結構大変です。

紙の話から奥深いインクフローの話になりましたね〜。

万年筆・インク・紙は、切っても切れない関係ですからね。最適なインクフローで書いたときに、引っ掛かりがなく、にじみにくく、さらに裏抜けしにくい。そんな紙をみんな求めています。
ちなみに、MDノート以外だと、満寿屋の「MONOKAKI」、marumanの「Boston Note」がお気に入りです。(※2019年7月現在「Boston Note」は廃盤になっておりました…残念)

結構紙の色味が違うものなんですね。

MONOKAKIの方は、かなりクリーム色です。それに比べてBoston Noteは結構白いです。

本当だ、結構な違いですね。ちょっと書いてみて良いですか?


あ、Boston Note良いかも。とっても滑らかです〜。

万年筆に最適に作られ、こだわり抜かれたノートなので、良いはずですよ。

色味なんかは、完全に好みですね?

そうです。もう、デザインが好きとかで選んでも良いと思います!

素敵なノートだと、また気分も上がりますしね。

そうですね!

そしてみんなノート沼へ(笑)


買いすぎて奥様に怒られないように、ご注意ください(笑)それでは、今週もお付き合いくださり、ありがとうございました。

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「万年筆が好きすぎるシステムエンジニア」森 慎吾さんのプロフィール
1981年生まれ。高校卒業→印刷会社→専門学校(音響芸術科)→テレビ局で編集マン→SE→フリーランスのSE→スゲイノウ人(イマココ!)。とにかくずっと激務に追われる日々からフリーランスへ転身し、忙しいながら趣味にあてられる時間も増え、万年筆カスタマイズに没頭の日々。