スゲイノウ人森さんとの対談・第24回です。 最近の森さんは、万年筆磨きをお休みして、塗装を研究したりしてるようです。少し方向転換を考えているのかもしれませんね。
そんなこともあって、今回は自分のやりたいことと、儲かることの関係性について語り合ってみたいと思います! スゲイノウ人の森って誰それ!?という方はこちらからご覧ください↓ 【万年筆が好きすぎるシステムエンジニア 】第1回 SEと万年筆との出会い 森さん仕上げのカスタムヘイテイジ92はこちらです。

こんにちは〜!編集のSです。


ちょっと森さん!Twitterでみたんですけど、六本木のおしゃれな文房具屋さんで話かけられたそうじゃないですか。
先ほど六本木の某高級筆記具店を散策していたら店員さん?が私の事を知っていると声かけて頂きました。
最初何かの営業か何かと思って邪険にしてしまった・・・
大変申し訳ない!🥶🙏🙏🙏
外で声かけられたらまず宗教の勧誘か何かと思ってしまう自分・・・— 森慎吾@万年筆仕上げ人 (@Tech2501) October 31, 2019


森さんが万年筆を詳しくレビューしてるサイトでしたね。


勇気を持って話しかけてくださったんですね!いや〜ん、森さん有名人じゃないですか。


確かに、万年筆って検索すると「万年筆 おすすめ」とか「万年筆 初心者」「万年筆 安い」なんてワードが上位にきますが、森さんのキーワードってなんですかね?

ストレートに考えれば「万年筆 仕上げ」ですが…。

おお「万年筆 仕上げ」で検索すると、なんと森さんのtwitterが5位に表示されます!これはかなり上位ですね。

いやいや、ちょっと待ってください。そもそも「万年筆 仕上げ」で調べる人がほとんどいないですから(苦笑)

う〜ん、でもSEOで上位を取ることが森さんの目的ではないから、いいんじゃないでしょうか?

まあそうなんですけど、自分が丹精込めてやっていることが世の中の人に響いてない、求められてない、そう思うと、ちょっと寂しいというか、虚しい気持ちになるんですよね。

たくさんの人が求めている万年筆は…平たく言えば「カッコよくて比較的お求め安い万年筆」じゃないでしょうか?
最近は特にその手の万年筆が増えたので、若い人にも購入しやすく、親しまれてきてますよね。でもこれは明らかに大手メーカーの役割です。

そうなんです。僕には決してできない。でも逆に、大手メーカーがニブのひとつひとつピカピカにするなんてできない。
究極の仕上げは、やはり僕みたいな人間の役割なんです。

量産品ではなし得ない最上級の仕上がりを提供するというサービスは、多くの人が求めるものではないかもしれませんが、欲しい人はいる。実際に購入している方もいらっしゃる訳ですから!

そう言ってもらえると、少し元気が出ますね。

ほら、成功する人って、ちょっと、なんていうか「バカ」であることが大事じゃないですか…。

うう「変態的」とか「バカ」とか言われておりますので、慣れてます。

いや、これはいい意味での「バカ」ですからね!いい意味!

わかってますって(笑)

こんな私もライターの端くれとして、よく考えることがあるんです。
「たくさんの人に読まれる記事」と「私が書きたい記事」が合致しないことへのモヤモヤです。

なるほど。そのモヤモヤは解消しましたか?

解消してません!(キリっ!)

キリっ!っと言うところ?

「書く目的は何か?」を考えると、自ずと答えは出てくるんですけどね。たくさんの人に読まれたい!とかお金が目的なら、読まれる記事を書いた方がいいし、自己表現をするなら書きたいことを書けばいいんです。

ま、そりゃあそうですよね。

一番いいのは、自分が好きで書いたものがたくさんの人に読まれることですよ!

そしたら、僕も「僕の究極の仕上げをたくさんの人が受け入れてくれる」というのが一番いいです!

お互い、希望はそこですよね!

「自分が好きなコトで、且つ、みんなが求めてるコト」を探す作業が必要です。

そんな森さんに、Appleの創始者であるスティーブ・ジョブズさんの名言を送ります。
「僕は本当に好きなことしか続けられないと確信している」

そうですね。好きだからやっている。それだけですからね。

今日はいつになく、精神論的な話になってしまいましたね〜。でも、時折立ち止まって、自分の心の声を聞いてみるのも大事だと思いますよ。

僕の場合、じっくり考えると守りに入っちゃいそうなので、あまり考えないようにしてますが(苦笑)

森さんらしく信念を貫いてください!

ありがとうございます!

それでは、また来週お会いしましょう。さようなら〜。

さようなら〜!
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「万年筆が好きすぎるシステムエンジニア」森 慎吾さんのプロフィール
1981年生まれ。高校卒業→印刷会社→専門学校(音響芸術科)→テレビ局で編集マン→SE→フリーランスのSE→スゲイノウ人(イマココ!)。とにかくずっと激務に追われる日々からフリーランスへ転身し、忙しいながら趣味にあてられる時間も増え、万年筆カスタマイズに没頭の日々。