第33回 100年後も変わらない?万年筆の未来を考えてみよう

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2020年、あけましておめでとうございます!今年もスゲイノウ人の応援、よろしくお願いします。
今回は新年っぽく「万年筆の未来」を森さんと語り合ってみました。
100年以上前に生まれて、日常的に使うにはちょっと不便だけど、それでも使ったり、買いたくなるものってなんだと思いますか?それこそが小さなものづくりには欠かせないキーワードになるのでは?と感じる対談でした。
スゲイノウ人の森って誰それ!?という方はこちらからご覧ください↓
【万年筆が好きすぎるシステムエンジニア 】第1回  SEと万年筆との出会い
森さん仕上げのカスタムヘイテイジ92はこちらです。
編集さん
編集S

2020年もよろしくお願いします。編集のSです。

「万年筆仕掛け人」の森です。こちらこそよろしくお願いします。
編集さん
編集S

新年なので、万年筆で書き初めでもしようかと思いましたが、字が下手なのでやめておきます。

僕も字には自信ないですが、万年筆を使ってからというもの、少し字が上手くなりましたよ。
編集さん
編集S

へ〜!万年筆って字も上手になるんですね!
…気のせいではなく?(笑)

いやいや、気のせいじゃないですって!ボールペンと違って、強弱がつきますし、ハネやはらいを意識するので自然と綺麗な字になるんです。あと、ボールペンはペン先にボールがついていますよね?ボールがクルッとまわってきて紙にインクが乗る。そのせいで、書き始めにボール半周分ズレが出るんです。それが許せない。
編集さん
編集S

ボールペン先のボール半周って、ほんのちょびっとじゃないですか?!それが許せないって、さすがスゲイノウ人ですね!すごく森さんらしいです。

まあ、ボールペンのせいばかりじゃないですけどね(笑)
編集さん
編集S

習字を習っている人は字がうまいですが、万年筆でも十分うまくなりそうですね。

ハネやはらい、強弱、まさに通じるものがありますね。

書道の様子

編集さん
編集S

考えてみれば、筆で文字を書くって、何百年も前から現在まで、ほとんど変わらない姿で残っていますね。
実際の生活のなかで筆を使っているかどうかは別として、文化として廃れてない。

うん、まあ一般的には学校で書き初めをするくらいですが、日本の文化として根付いていますね。

編集さん
編集S

そういえば筆と同じように、万年筆も150年くらい前にウォーターマンさんが基礎を作ってから、それほど様変わりすることなく、現在でもバリバリ使われてるって、結構すごいことですね。
こんなにデジタルに置き換わっている世の中なのにですよ。

そうですね〜。インクの補充形式が多少変わったり、細かい部分は進化していますが、根幹をなす部分は変わりませんね。万年筆って、数字でいえば素数みたいなものですから。
編集さん
編集S

素数かぁ、面白い例えですね。この調子でいくと、100年後にも、万年筆はバリバリ存在している可能性ありますね。

未来ってこんなかんじ?

それはそうでしょう!

編集さん
編集S

でも、いままでの100年と、これからの100年て、スピード感というか密度が全然違うと思うんですが…。

確かに変化の激しい時代ですが、筆で文字を書くことのように、日常的には使われなくなっても、文化・工芸品として万年筆は残ると思います。

編集さん
編集S

なるほど、そういう立ち位置になるのか。

デジタルが当たり前になって、アナログの筆記具はすごく贅沢なモノになるでしょうね。
今でいえば、クラシックカーに乗ったり、フィルムのカメラを使ったりすることは贅沢でしょう?

編集さん
編集S

あ〜、そうですね。こだわってる人って感じます。

だからこそ、量産品や廉価帯の万年筆は生き残りが難しい。メチャクチャこだわった万年筆じゃないとダメなんです。万年筆の機能もさることながら、芸術的な価値も重要です。

編集さん
編集S

それって、すべてのものづくりに共通しますよね。

便利なものを安い価格で生産するのは大手にお任せして、僕は尖りまくった万年筆を作る。これが小規模にものづくりをする人が進むべき道でしょうね。間違っても安いものを作ろうとしちゃダメ。価格ではどう転んでも大手に勝てませんから。

編集さん
編集S

森さんが作ろうとしている万年筆、絶対高いですよね?

もう値段つけられないですよ。プライスレス!
だって、まず図面を起こして、3Dプリンター買って、試作して…あぁ、気が遠くなってきた(苦笑)

編集さん
編集S

なんと!

ほら、モーターショーで「コンセプトカー」ってあるじゃないですか。すごい奇抜なヤツ。あれって、実際に販売される車はほとんどない。でも「こんな車があったらいいよね!」っていう夢をカタチにしてるんです。お客さんだって、販売されないってわかっててもワクワクするし、そのメーカーに期待しますよね。

コンセプトカー

編集さん
編集S

なるほど。じゃあ森さんが今年中にカタチにしようとしている万年筆は「コンセプト万年筆」ですね?森さんの夢がギュギュッと詰まった。

まあ、そんなところですかね〜。

編集さん
編集S

うわ〜、なんか楽しみ。

あ、変に未来的な見た目を期待しないでくださいよ(笑)

編集さん
編集S

わかってますって。

気長に、万年筆でイケテる字を書く練習でもして待っていてください。

編集さん
編集S

わかりました!

スムーズな進捗をお届けできなくて僕も申し訳なく思っていますが、なにとぞよろしくお願いします。

編集さん
編集S

いえいえ、急かすつもりはないので。全然ないです。ぜ〜んぜん。

え、えっと、じゃあ今週も最後までお付き合いありがとうございました!
もしよかったらSNSで「いいね」や「シェア」お願いします!かなり元気がでるので。

編集さん
編集S

編集のSも元気になるので、今年もまたスゲイノウ人、並びにJally’sをよろしくお願いします。

また来週〜!

編集さん
編集S

さようなら〜!


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「万年筆が好きすぎるシステムエンジニア」森 慎吾さんのプロフィール

1981年生まれ。高校卒業→印刷会社→専門学校(音響芸術科)→テレビ局で編集マン→SE→フリーランスのSE→スゲイノウ人(イマココ!)。とにかくずっと激務に追われる日々からフリーランスへ転身し、忙しいながら趣味にあてられる時間も増え、万年筆カスタマイズに没頭の日々。

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