第43回 万年筆をつくるために法人化したり工房を持ちたい話

eyecatch43
IT関連のスタートアップが盛んな昨今ですから、「いまどき万年筆で起業!?」と驚かれるかも。
しかし、誰もやらないことをやる。それこそがスゲイノウ人の生きる道なのです。
スゲイノウ人って何それ!?という方はこちらからご覧ください↓
【万年筆が好きすぎるシステムエンジニア 】第1回  SEと万年筆との出会い
森さん仕上げのカスタムヘイテイジ92はこちらです。
編集さん
編集S

こんにちは〜。編集のSです。

「万年筆仕掛け人」の森です。
編集さん
編集S

パンデミック宣言で益々の自粛ムードですが、この状況にもいささか、慣れてきてしまいました私です。

慣れって怖いですね!
編集さん
編集S

そのうちコロナウィルスも、インフルエンザと同じくらいの扱いになる日が来るのでしょうか。

早く終息する事を祈るばかりです。
編集さん
編集S

さて、一部業界では、中国から商品が届かないので生産が停滞しているようですが、万年筆って部品の供給など問題ないのでしょうか?

日本の万年筆メーカーは基本的に主に国内製造しているマニュファクチュールなので、比較的平気かと。素材の仕入れはどうかわかりませんが……。
編集さん
編集S

マニュファクチュール?

マニュファクチュールは時計の業界用語なんですが、外部のOEMに頼らずに全て自社で製造しているメーカーのことを指します。マニュファクチュールは高度で幅広い技術力があると言えますね。逆に心臓部であるムーブメントを供給する代表的なメーカーがETA(エタ)社なんですが、ETA社のムーブメントを仕入れて製造するメーカーをエタブリスールと呼んだりします。
編集さん
編集S

日本の万年筆メーカーはみんな、時計業界でいうところのマニュファクチュールってことですね。

厳密な話をすると異論もあるかもですが、まぁそういうことです。
編集さん
編集S

森さんの本業や万年筆計画にも、余波が来ていますか?

遠回しに余波はきてるかもですが、基本的には関係ないかな。ただ、万年筆計画は別の問題でスローダウンしちゃってます。
編集さん
編集S

というと?

法人格を用意して、本格的な工房を作ろうかと考えているんです。
編集さん
編集S

うわ、もう完全に趣味の範囲超えちゃってますね!

法人化は正直しなくてもいいんですが、というかむしろ、できればしたくないのですが。

編集さん
編集S

まず法人化する際に結構なお金がかかりますし、法人税もありますよね、それに……。

そう、そうなんですよ!僕なんか儲かっている訳でも、従業員がいる訳でもないのに、デメリットがかなりデカイ!

編集さん
編集S

それなのに法人化が必要なんですか?

もうね、個人でやってきてつくづく実感しているんですが、どこと取引するにしても「個人」はまともに相手してもらえないんです。古くからある業界なんかは特に!

編集さん
編集S

そうなんですか?

やはり「個人」と「法人」では、対応が違いますね。レアメタルを仕入れる際など、個人では大変。どこの馬の骨かもわからない個人が来て「見積もりくれ」とか言われたって、面倒臭いでしょ?いちいち事情を説明するのも大変ですし、営業さんからは青色吐息で対応されるし…

編集さん
編集S

確かにそうかも!(笑)

まあ、それ以外にも創業支援の助成金を受けられないかなぁ、とか。だって、MONDO万年筆開発に必要な機材をザックリ見積もり作ってみたんですが、軽く1,000万オーバーしちゃってましたからね。
編集さん
編集S

い、一千万!?

多少は安くできるかもしれませんが、真面目に見積もるとそんなもんですね。これでも開発分野だけに絞ったんですけどね…。なので少しでもいいから助成して頂きたい!

編集さん
編集S

そんなにお金がかかるとは、思ってませんでした。

ミニ町工場みたいなもんですから。
編集さん
編集S

工房の引っ越しと仰ってましたが、確かにそんなミニ町工場を自宅の一室に置いておける訳ないですよね。

その点大田区は恵まれていて、「OTAテクノCORE」や「テクノFRONT森ヶ崎」「テクノWING大田」などといった、工場アパートと呼ばれる、小さな工場が区画ごとに入居できる施設があります。自前で工場を建てられない中小企業には非常にありがたい。普通に借りたら賃料凄い!無理!
編集さん
編集S

ものづくりの町、大田区ならではですね!

ただ、人気もあるので、入居時に審査があるんです。それを通るかどうか。

編集さん
編集S

森さん!メチャクチャ大変な道のりじゃないですか!

そうですよ。たくさん悩んできましたが、万年筆界のマニュファクチュアラーになるためには、この道のりを一歩ずつ進んでいくしかないんです(涙)

編集さん
編集S

マニュファクチュール!

あ!先週、苦労話はなるべくしないって言ったのに、もうしてる(苦笑)

編集さん
編集S

無事、会社創立のあかつきには、お祝いの花輪を送りましょう。

花輪

ちょっと、お店じゃないから!

編集さん
編集S

では、胡蝶蘭を。

それは歓迎します。

編集さん
編集S

それでは、本日もお後がよろしいようで、このあたりで締めたいと思います。

個人で万年筆メーカーになるのは、かなり無理ゲーという話でした〜。

編集さん
編集S

もしよかったらSNSで「いいね」や「シェア」お願いします!ちょっとヘンな人も常時募集しています。お気軽にメッセージください。

また来週お会いしましょう!

編集さん
編集S

さようなら〜!


どれだけ磨くの!? カスタムヘリテイジ92製作記はこちら


スゲイノウ人、渾身の万年筆をJally’s Shopで販売中!

Jally’s Shopに移動する


「万年筆が好きすぎるシステムエンジニア」森 慎吾さんのプロフィール

1981年生まれ。高校卒業→印刷会社→専門学校(音響芸術科)→テレビ局で編集マン→SE→フリーランスのSE→スゲイノウ人(イマココ!)。とにかくずっと激務に追われる日々からフリーランスへ転身し、忙しいながら趣味にあてられる時間も増え、万年筆カスタマイズに没頭の日々。

スゲイノウ人のこだわりの逸品を販売します

ショップの看板
Jally’sでは、スゲイノウ人たちが作り上げた究極の逸品を販売する、Jally’s Shopを運営中。ぜひお立ち寄りください。
Jally’s Shopはこちら