第49回 海外では人気なし?!日本人はなぜシャーペンが好きなのか?

アイキャッチ49
社会人になってこそ、あまり使う機会のないシャーペンですが、多くの日本の学生に愛用されています。
しかし、それも日本特有のようで…。
世界を眺めれば、日本がさらに見えてくる。
今回は万年筆を差し置いて、シャーペンにスポットライトを当てて対談します。
はじめてお越しの方はこちらもご覧ください↓
【万年筆が好きすぎるシステムエンジニア 】第1回  SEと万年筆との出会い
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編集さん
編集S

こんにちは〜。編集のSです。

「万年筆仕掛け人」の森です。
編集さん
編集S

いや〜、大型連休ですね!

森さん
こんな閑散とした連休、初めてです。
編集さん
編集S

飛行機も電車も高速道路もガラガラで運行されてるニュースを見て、なんとも複雑な気持ちになります。

僕は毎年どこにもいかないので、通常運行です!
Sショック
編集S

え!そうなんですか?!お子さんや奥さんが「どっか連れてって〜〜〜〜!」ってなりません?

我が家は全員引きこもりなので、引きこもりを正当化できる今の状況は悪くないですよ。
Sさん
編集S

なんということでしょう…。さすが森家。それならいいのですが。

さて、今週は何を話しましょうか。
Sさん
編集S

前回、世界の筆記具の話題で気になったことがあるので、引き続きその話をしてもいいですか?

OKですとも。
編集さん
編集S

ちょっと万年筆から逸れてしまうのですが、気になったのは<シャーペン>のことです。
日本で多くの子供や学生に愛されているシャーペンが、海外ではあまり使われてないらしい。

シャーペンかぁ。メカニカルペンシルってヤツですね。
編集さん
編集S

ちなみに、シャーペンはどこで生まれたんだろう?と調べてみましたら、歴史上はイギリスで誕生したようです。その後アメリカで発売された世界最初の実用シャープペンシルの商標が「エバーシャープ」だったことから、日本ではシャープペンシルと呼ばれているそうです。

1822年、イギリスのジョン・アイザック・ホーキンス(英語版)とサンプソン・モーダン(英語版)が繰出式のシャープペンシルを発明し、特許を出願した。

ウィキペディアより引用

エバーシャープ!なるほどね。シャーペンについてはあまり調べたことなかったですね。
編集さん
編集S

さらに、ちなみにですが、今マスクを生産して話題のシャープは、創業者である早川徳次さんが、繰出鉛筆の金具を受注したことに始まり、自ら金属製繰出式シャープペンシルを発明したことから、シャープという社名になっています。

さすが、目のつけどころが…ですね!
編集さん
編集S

シャーペンといえば、小学校の時、本当は禁止なんだけど、カッコイイからこっそり持って行ったりしたものです。これは今の子供たちも同じだと思うんですよね。実際、文具コーナーにもシャーペンたくさん売られてますし、すごい市民権を得ていると思うんです。

そうですね、社会人になるまではシャーペンの出番って多いイメージ。
Sさん
編集S

でも、ネットで情報収集すると、海外の教育現場では鉛筆やボールペン、万年筆が使われています。別にシャーペンがダメって訳でもなさそうですが、マイノリティなんです。

フランスやイギリスなど、間違いをあえて訂正しない方針であれば、万年筆やボールペンを使わせるでしょうし、鉛筆でもなんでも良いとなれば、シャーペンよりも鉛筆が選ばれるんでしょうね。シャーペンはそもそも高価だとか、芯が折れやすくて面倒とか、芯の入れ替えがまどろっこしいとか、その辺が選ばれない理由かも。
編集さん
編集S

逆に日本人はなぜシャーペン好きなんでしょうね?

これも日本人の几帳面さみたいのに関係ありそうだな。特に漢字は画数が多いと、鉛筆では潰れちゃったりしますよね。そこを綺麗に書きたい!ノートは美しくありたい!そんな思いを感じます。
編集さん
編集S

確かに、丸まってきた鉛筆で「薔薇」書きにくいですよね。あ、そもそも読めるけど書けません(笑)

その点、英語だとそこまで混み入ってないから、多少丸まった鉛筆でも可読性のある文字が書き続けられます。

編集さん
編集S

言語が複雑、性格が几帳面というあたりが、シャーペンが求められ、さらなるシャーペンの進化に繋がる由縁かな?

日本のシャーペンは確かにすごいですが、あまり欲しくなったことないですね…。ゴメン、日本のシャーペン。以前、ロットリングのシャーペンは記事にしたことがありますが。

Sさん
編集S

ロットリングですか?

ロットリングはドイツのメーカーで、主に製図用筆記具を取り扱っています。「正確な線こそ美しい線」をモットーに作られた製品は世界中のクリエイターたちに愛されています。僕も高校時代に基礎製図検定を取ったのですが、その時に使用していたのがロットリングの製図セットでした。

ロットリング
ROTRING 800 Mechanical Pencil 0.5mm
編集さん
編集S

基礎製図検定ってあるんですね!森さん、そんなことまでやってるんだ。

まあ、工業高校ですからね。海外の製図用品ではステッドラーなんかもありますが、思い出も手伝ってロットリング推しかな。そもそも最近では手描きの機会も減ってますけどね。

編集さん
編集S

製図用のシャーペンって、普通のシャーペンとどう違うんですか?

先端の見やすさ、握りやすさは一般的なシャーペンにも共通して言えますが、重み・重心の位置は選ぶ上で大事なポイントとなってきます。

ガイドスリーブは根元から先端まで約1cm
Sさん
編集S

重心ですか?

製図用のシャーペンを使う時は、一定の太さの線をひくために、ほぼ垂直に立てた状態で使います。だから先端が重くなっているんですよね。はじめて使う時は違和感あると思いますが、慣れると普通に字を書く時も使えますよ。
編集さん
編集S

やはり森さんは、シャーペンにおいてもこだわりがすごかったですね。

日本のメーカーも全然悪くないんですが、なんかカッコイイんですよね〜。ドイツ好きだから尚更。
あ、ロットリングは万年筆もレビューを書いてますよ。
OTTO KERN by Rotring
編集さん
編集S

ん?オットーカーン?

ドイツのファッションブランド「OTTO KERN」と「Rotring」とのコラボ万年筆なんです。オットーカーンはドイツでは名が知れてるらしいのですが、日本ではあまり馴染みがないブランドですよね。

Kのロゴがカッコいい
編集さん
編集S

オットーカーンも初耳ですが、ロットリングは万年筆もあるんですね。

何言っちゃってるんですか、ロットリングの始まりは製図用万年筆ですよ?
編集さん
編集S

ああ、なるほど(汗)

こちらのコラボモデルは知人からの借り物で、ノベルティーなのか売り物かすら情報がなさすぎてわからない品物なんですが、ニブも18金で美しく、ヌルヌルと書き心地のいい逸品でした!
整っていて美しいペンポイント
編集さん
編集S

日本でブランドコラボっていうと、ちょっと安っぽい印象になりますが、そんなことを感じさせませんね。

最近では雑誌の付録なんかにコラボ万年筆がついてたりしますね!まあ、アレはアレで意外と書きやすかったりもします(笑)
編集さん
編集S

森さんの物欲を刺激するかどうかは別ですけどね!

実用性と所有欲を同時に満たしてくれないとダメですよ〜。
編集さん
編集S

書きやすくて、満足感もあって、さらにプチプライスだと嬉しいんですけどね。

そういえば、最近海外のアヤシイ(?)通販で、激安万年筆を見つけたので、どんなものか気になって何本か購入してみました。と言っても、まだまだ届かないのですが。船便かな?

編集さん
編集S

激安、いいですね(笑)

激安で、品物もなかなかよかったら、なんか不安になります。もう、個人的に太刀打ちできない?って(汗)

編集さん
編集S

森さんの目指すMONDOとはターゲットが違うから大丈夫ですよ。届くのを楽しみにしてましょう。

今日は思いがけず、シャーペンの話になりましたね。
Sさん
編集S

意外と発見が多かったです!

なんというか、一連の世界の筆記具事情を通して、日本人は綺麗に書くことにこだわりすぎて、本質的なことがおろそかになってないか、ちょっと不安にもなりました。

Sさん
編集S

思えば、社会人になってはじめて、板書から解放されるのかも。もともと板書をノートに書き移す作業なんていらないような。

筆記具事情を眺めるだけで、日本のすごいところ、問題点、いろいろなことが見えてきましたね。

Sさん
編集S

次回でついに連載50回目!これからも鋭い視点でお送りしていきます!

鋭いかどうか謎ですが、今後もよろしくお願いします。

編集さん
編集S

それでは、今週はこのへんでおひらきに。

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編集さん
編集S

森さんのような、ちょっと(すごく)ヘンな人も常時募集しています。お気軽にお問い合わせフォームからメッセージください。

また来週お会いしましょう!

編集さん
編集S

さようなら〜!


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「万年筆が好きすぎるシステムエンジニア」森 慎吾さんのプロフィール

1981年生まれ。高校卒業→印刷会社→専門学校(音響芸術科)→テレビ局で編集マン→SE→フリーランスのSE→スゲイノウ人(イマココ!)。とにかくずっと激務に追われる日々からフリーランスへ転身し、忙しいながら趣味にあてられる時間も増え、万年筆カスタマイズに没頭の日々。

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