第55回 本格的なファイバーレーザー加工機でびゃー!っと刻印するよ

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「刻印」と聞くと、刃物で彫ることをイメージしますが、まったく触れることなく刻印できる、魔法のようなレーザー彫刻機がスゲイノウ人、森さんの家にやってきました。森さん、早速いろいろなものに刻印しまくっているようです。スゲイノウ人森って誰?という方や、はじめてお越しの方はこちらもご覧ください↓
【万年筆が好きすぎるシステムエンジニア 】第1回  SEと万年筆との出会い
森さん仕上げのカスタムヘイテイジ92はこちらです。
万年筆を1から作り上げようというMONDO計画はこちらです。
編集さん
編集S

こんにちは〜。編集のSです。

「万年筆仕掛け人」の森です。
編集さん
編集S

毎度マニアックな機材について語らう、スゲイノウ人らしい記事となっておりますが、今回もまた、マニアックなものにツッコミを入れたいと思います。

森さん
前回の「ノギス」なんて、全然マニアックじゃないですけどね。え?私だけ?
編集さん
編集S

まあ、1本ならまだしも、あれだけ何本も出てきたら引きますわ。

いやいや、引かないでくださいよ(苦笑)
で、今週は何について話しましょうか?
Sさん
編集S

最近の森さんのTwitterにちょいちょい登場する、レーザービーム出てるアレ、なんですか?!

え?あれですか?ファイバーレーザー加工機ですが、何か?
Sさん
編集S

いやいや、すごいシレーっと導入されてますけど?聞いてませんよ。

なんか、あえて言わなくてもいいかな?なんて。
Sさん
編集S

えええ!なんかすごそうな機械じゃないですか!教えてくださいよ。

特定の波長を持った高エネルギーの光子を特定の方向に向かってびゃーっと照射することで材料をカットしたり彫刻したりする装置です。
Sショック
編集S

びゃーって…なんか雑な説明ですね!

ええと、ではウィキペディアで調べますか?
単一モード光ファイバーにエルビウムやネオジム、イッテルビウムのような希土類元素を添加してレーザー媒質とし…

Sショック
編集S

あ、もう、大丈夫です!

ね?びゃーっと照射!でいいでしょ?

編集さん
編集S

ですね!
でも、万年筆づくりとあまり関係なくないですか?

いやいや、めちゃめちゃ関係ありますよ。
色々な用途に使えますが大きくは2つ理由があります。1つ目はニブ製作。例えば通常のメーカー品などでは板状のニブとなる素材を金型のついたパンチマシンみたのでバンバン打ち抜いたりしてますよね?

編集さん
編集S

ザ・大量生産って感じですね。

あの工程を少量生産になる私の場合、金型ではなくレーザーで切り出そうと考えたからです。生産効率は悪いですが、かわりに精密な切り出しができます。

Sさん
編集S

なるほど、ニブを形作る重要な任務なのですね。

2つ目はマーキングや装飾。最近は安価なレーザーマーカーが売れているのでイメージしやすいかもですが、名前や模様を入れたりシリアル番号とかを入れたりするためです。

Sさん
編集S

そうか、まったくの無地というのも味気ないですよね。
あれ、でもこういう機材、前からお持ちではなかったですか?

あれは安価な「ダイオードレーザー」で、木や革を彫刻…というか焼き痕をつける事ができるのですが玩具みたいなもので仕事に使えるようなものではないんです。また、金属とかを掘ったりする事はできません。

編集さん
編集S

対象物が木材や皮革じゃないとダメだったんですね。

それに対して、今回新たに導入した機材は「ファイバーレーザー」というもので、金属に彫刻する事ができます。薄いものでしたら切断する事もできます。そして何より大きな違いですが、産業用なのでまず精度や耐久性が良い。そして4軸制御や緻密な設定をする事ができたりします。つまり、金属メインとなるMONDOには絶対必要な機械なんです。

編集さん
編集S

「ダイオードレーザー」と「ファイバーレーザー」。
同じレーザーでも種類が違うということですね。(詳細は聞いてもわからないので掘り下げないでおこう…)

他にも「CO2レーザー」「YVO4レーザー」などがあります。(あまり詳しく説明しても嫌がられそうだからやめておこう…)

Sさん
編集S

それにしても…お高そうな機材ですね…。

…そうですね、大人の事情で具体的な機種名や価格はお教えできないのですが、…かなり高いです…まともなファイバーレーザーは最も安価な2軸のものですら100万円スタート、業務用の売れ筋で500万円スタートの世界ですから…

Sショック
編集S

ひょえ〜、森さんの家内安全のために、聞かなかったことにします…。

…そうしましょう!(汗)
見てください!早速いろんなものに印字テストをしてみました。

Sさん
編集S

早くも使いこなしてる!

テスト印字
刻印を入れて機材をカスタマイズ!
同じ模様を様々な設定で試す

レーザーは周波数や速度、素材との相性やツールパスの書き方などで反応が異なるのでMONDOの為にもたくさんテストして、ナレッジをためる必要があるんです。私のは海外メーカー製なのですが、商社の方に「今、この機種に関して日本一詳しい」と言われました(笑)

Sさん
編集S

さすが、スゲイノウ人です!
あと、ちょっと気になったんですが、上の写真をよくみると「MONDO」のロゴが入っているんですね。

デザイナーである妻に依頼して何種類か案をだして頂いておりまして…レーザーのテスト用データとして絶賛活用中です。

編集さん
編集S

一家総出で作られるMONDO…楽しみですね。

これから、旋盤、フライスなど、まだまだ機材がやってきますよ。

編集さん
編集S

本当に、森家はどうなっちゃうんでしょうか!?

森さん
いまのところ、一般のご家庭と変わらない雰囲気ですよ!
旋盤とフライスが来ると、また一気に工房っぽくなりそうですけどね。
編集さん
編集S

はは…ほんと楽しみ…。(ちょっと想像つかない…)

森さん
では、今回はこのへんで〆ましょうか…。
編集さん
編集S

そうですね。
今週もニッチすぎるトーク、ありがとうございました。

森さん
また次回もニッチワールドをご期待ください。
編集さん
編集S

森さんのような、ちょっと(すごく)ヘンな人も常時募集しています。お気軽にお問い合わせフォームからメッセージください。

ではでは!

編集さん
編集S

さようなら〜!


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「万年筆が好きすぎるシステムエンジニア」森 慎吾さんのプロフィール

1981年生まれ。高校卒業→印刷会社→専門学校(音響芸術科)→テレビ局で編集マン→SE→フリーランスのSE→スゲイノウ人(イマココ!)。とにかくずっと激務に追われる日々からフリーランスへ転身し、忙しいながら趣味にあてられる時間も増え、万年筆カスタマイズに没頭の日々。

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