第57回 壊れた電気炉をタダでもらってきて見事に復活させた話

旋盤がリビングにきたのも束の間、森さんの家にはまた見慣れない道具がやってきました。しかもずいぶんとボロボロの様子ですが…。スゲイノウ人森って誰?という方や、はじめてお越しの方はこちらもご覧ください↓
【万年筆が好きすぎるシステムエンジニア 】第1回  SEと万年筆との出会い
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万年筆を1から作り上げようというMONDO計画はこちらです。
編集さん
編集S

こんにちは〜。編集のSです。

「万年筆仕掛け人」の森です。
編集さん
編集S

いや〜、毎日「暑いですね!」って会話になっちゃう今日この頃ですが、森さん、いい具合に溶けてますか?

森さん
はい、跡形もなく溶けております。(チーン)
編集さん
編集S

暑さ寒さも彼岸までといいますから、あと半月ほどの辛抱ですよ。クーラーガンガンで乗り越えてください。

このクソ暑い中で、アツアツの作業をしてたりして、もうクーラーつけた家の中でもヤバイ状態でした。
Sさん
編集S

あ、もしかして、このTweetでしょうか…

そう!まさにコレです。
Sさん
編集S

なんというか、突っ込みどころがいっぱいありすぎて、何から手をつけていいのか困るんですが…

なんでも聞いてくださいよ。
Sさん
編集S

まず、万年筆づくりと「電気炉」の関連です。私、七宝焼きとか興味があって、以前調べたことがあるんですが、七宝焼きづくりでは電気炉を使うんですよ。でも、万年筆に電気炉って要ります?

もちろん使いますよ。ニブをつくるときに必要になります。
Sショック
編集S

ええ!そうだったんですね…全然そのイメージがなかったです。

ニブの元となる金合金の板材を圧延したり、加工した際に発生する加工硬化や残留応力除去の焼きなましなどに使います。

Sさん
編集S

えっと、ちょっと何言ってるかわからないです…。

(さらに説明しても寝ちゃいそうだからサラッと流そうかな…)
他にも治具や工具の焼き入れ、焼きなましなど色々な事に使えるので、要は必須アイテムってことです!

編集さん
編集S

そうか、意外と必須アイテムだったんですね、電気炉!
それにしても、この電気炉もご自宅で使われるんですよね?すごく高温になって、危険なイメージがあるんですが。

機種によるけど今回復活させたやつはMAXで920℃くらいになります。でも、ガスコンロの炎でも1500℃以上あるので特別危ないと心配する必要はないですね。

編集さん
編集S

あ、そうか。そう思うと、天ぷらを揚げる方がよっぽどリスクがありそうですね!

そうそう、みんな知らないものは怖いと感じますが、よく理解できれば恐れることはありません。
Sさん
編集S

むむむ、確かに。
そういえば、この電気炉、壊れていたものを譲ってもらったとか。

いまは便利なマッチングアプリがあるので、そちらを経由して譲っていただきました。
その方のおばあちゃんの遺品らしく、丁重にいただいてまいりました。

Sさん
編集S

お、おばあちゃん…

タダでもらってきたものに文句はつけられませんが…外観は比較的綺麗でも、ケーブルやリレースイッチといった電気系が結構な重症でしたね。
外観に比べ、内部の損傷が激しい
編集さん
編集S

それって、普通の人ならメーカーに修理に出すとか、諦めちゃったりしますよね。

諦められない!新しいの買うと高いし!

編集さん
編集S

電気炉買おうと思ったことないから、相場がわからないのですが…

性能やサイズで様々ですが3万円~15万円くらいかと思います。

Sさん
編集S

うん、まあ安くはないですよね。

工業高校時代の友人に手伝ってもらいながら、修理しました。

Sさん
編集S

めちゃくちゃ溶接機が役に立ってる!!!

ほら、一家に一台必要でしょ?

Sさん
編集S

しかも、構造がシンプルだとしても普通できないですよ。

ほらほら、Sさん。普通は○○○、という壁は取っ払ってください。それがないだけで、なんでもできちゃいますよ!

Sさん
編集S

精進します…

今の時代、壊れたらすぐに新しいものを買う。そういう人が多いですが、こうやって修理するのもまたいいものですよ。(実際、修理するより買った方が安かったりもするけどね…)

編集さん
編集S

ものを大切にしましょう!とは学校で教えられますけど、忙しい現代人にはそのマインドが根付かないようですね。

いやー、我ながら頑張った!

完成した電気炉
塗装もして見違える姿に!
編集さん
編集S

新品のように生まれ変わりましたね!
森さん、電気炉修理屋さんもできちゃうじゃないですか。

森さん
うーん、それは遠慮しておこうかな(汗)
編集さん
編集S

手に職があるって素晴らしいことですよ。さすがスゲイノウ人。
早く何かを溶かしているところを見てみたいなぁ。

森さん
まあ、そのへんは企業秘密だからナイショにしておこうかな。
編集さん
編集S

あら、残念。
じゃあ、今度七宝焼き作らせてください。

森さん
それはOKですよ(笑)
では、今日はこのへんでお開きにしましょうか。
編集さん
編集S

そうですね。
電気炉まで修理する万年筆職人。ナイス、スゲイノウ人でした。ありがとうございました。

森さん
スローペースですが、気長に応援してください!
編集さん
編集S

森さんのような、ちょっと(すごく)ヘンな人も常時募集しています。お気軽にお問い合わせフォームからメッセージください。

ではでは!

編集さん
編集S

さようなら〜!


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「万年筆が好きすぎるシステムエンジニア」森 慎吾さんのプロフィール

1981年生まれ。高校卒業→印刷会社→専門学校(音響芸術科)→テレビ局で編集マン→SE→フリーランスのSE→スゲイノウ人(イマココ!)。とにかくずっと激務に追われる日々からフリーランスへ転身し、忙しいながら趣味にあてられる時間も増え、万年筆カスタマイズに没頭の日々。

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