第58回 万年筆仕上げのご依頼は嬉しいけどドキドキしちゃう話

万年筆の仕上げ。それは聞きなれない言葉ですが、森さんの活動を見て、仕上げを依頼する方が少なからずいらっしゃいます。
森さんは依頼がくると、嬉しい反面、ちょっと複雑な心境にもなると言います。今日は仕上げに対する森さんの気持ちをクローズアップしていきましょう。スゲイノウ人森って誰?という方や、はじめてお越しの方はこちらもご覧ください↓
【万年筆が好きすぎるシステムエンジニア 】第1回  SEと万年筆との出会い
森さん仕上げのカスタムヘイテイジ92はこちらです。
万年筆を1から作り上げようというMONDO計画はこちらです。
編集さん
編集S

こんにちは〜。編集のSです。

「万年筆仕掛け人」の森です。
編集さん
編集S

いつのまにやら10月に入り、朝晩ひんやりしてきましたね〜。森さんはいかがお過ごしですか?

森さん
やっとまともに活動できる季節になってきましたよ。
編集さん
編集S

森さんは暑がりですからねー!

涼しくなってはきましたが、家の中で旋盤の作業をしていると汗だくになりますよ。
Sショック
編集S

え…、旋盤ってそんなにハードなんですか?

うーん、システムエンジニアの仕事も万年筆仕上げも、ずーっと椅子に座っての作業なので、立ちっぱなしでいるだけでカロリー消費するんだと思います。
Sさん
編集S

なるほど…。

そうはいっても、なかなか旋盤ばかりもやっていられなくて。ありがたいことにオーダーメイド的なお話や、万年筆仕上げのご依頼をいただいておりますので、そちらに精を出しております。
Sさん
編集S

おおー、いいですね!

ただね、嬉しい反面、万年筆の仕上げはちょっと胸がキュってなるんですよ…
Sショック
編集S

なんですか?!それ!

なんせ、お客様の大切な万年筆じゃないですか。仕上げを依頼するほど思い入れのある唯一無二の品だと思うんですよ。それをお預かりして何かあったらどうしよう!って毎回緊張しながら仕上げております。

Sショック
編集S

限定品など、もう手に入らない物だったらなおさらですよねー。

さらっと言ってくれましたが、そういうことです。もし失敗して替わりに新しいものを…と思っても弁償もできないようだと非常に困る訳です。

編集さん
編集S

いろいろと気を遣われるんですね…。

実は、先日学生さんからご依頼がありました。そこそこの工賃をいただくので、念のため親御さんにも了承を得てから進めさせていただきました。
だって、ネットでしか知らない怪しいオジサンにそんなお金払って!って自分が親御さんの立場だったら心配になっちゃいますよ。

編集さん
編集S

確かに…!

それにしても、学生さんでありながら万年筆に興味があり、さらに仕上げを依頼するなんて、なんか嬉しくなっちゃいますね。
Sさん
編集S

どんな依頼だったんですか?

セーラーのプロフェッショナル ギア レアロと、ディプロマットのアエロを仕上げて欲しいというご依頼でした。自分が持っていない万年筆は、分解するところから手探りです。

Sさん
編集S

これは透明軸なので、森さん現在ショップで販売しているカスタムヘイテイジ92に通じるものがありますね。

う〜ん、でもね〜、構造は結構違うもので、ここではややこしすぎて割愛しますが、非常に大変でした(苦笑)
なんとかかんとか、超透明仕上げ完成!

編集さん
編集S

おおおー、相変わらずの美しさ!

そしてニブをダークフロストにして欲しいという渋いチョイスでした!結構ダークフロスト人気です。

編集さん
編集S

渋い黒と赤の対比がいいですね!

そして、もう1本のディプロマットのアエロはニブをホワイトフロストに。

Sさん
編集S

私は個人的にはホワイトフロストの方が好みですよ〜。
しかし、ディプロマットというメーカーを初めて聞きました!知らない万年筆メーカーまだまだあるなぁ。

この仕事をやってると、自分の持ってない万年筆もたくさん触れるというのは大きなメリットかな。これ以上コレクション増やすと怒られるし!!

Sさん
編集S

趣味と仕事の境界線が曖昧なゆえの悩みですね。

そう「ほら、これは研究のための資料なんだよ!」と言いたい。

Sさん
編集S

うーん、なかなか厳しいかと(汗)

では、最後に、リーズナブルな万年筆でも仕上げをすると愛着が増すよ〜というTweetです。透明軸の超ピカピカ仕上げは、かなり時間がかかるのですが、ニブのカスタマイズだけだと比較的安心して作業できます。

Sさん
編集S

やっぱりホワイトフロストは良いですね〜。

なんかヤラセみたいなのでやめてください(苦笑)

編集さん
編集S

わかりました。超レアものの透明軸のご依頼がきちゃったら大変ですからね。

ほんとソレですよ。

編集さん
編集S

今回はこんな森さんの葛藤を記事にさせていただきました。

森さん
なんか、目新しくなくてすみません。
編集さん
編集S

いえいえ、森さんの仕上げの素晴らしさを再認識いたしました。

森さん
ちなみに、今回のご依頼主さまにも記事にすることは了承を得ておりますのでご安心ください。
編集さん
編集S

用意周到ですね!

森さん
ご依頼主様、ありがとうございました!僕も勉強になっています!
編集さん
編集S

では、今日はこのへんでお開きにしましょうか。

森さん
はい。次回は万年筆からちょっと離れたお話を準備しております!よろしくお願いします。
編集さん
編集S

森さんのような、ちょっと(すごく)ヘンな人も常時募集しています。お気軽にお問い合わせフォームからメッセージください。

ではでは!

編集さん
編集S

さようなら〜!


どれだけ磨くの!? カスタムヘリテイジ92製作記はこちら


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「万年筆が好きすぎるシステムエンジニア」森 慎吾さんのプロフィール

1981年生まれ。高校卒業→印刷会社→専門学校(音響芸術科)→テレビ局で編集マン→SE→フリーランスのSE→スゲイノウ人(イマココ!)。とにかくずっと激務に追われる日々からフリーランスへ転身し、忙しいながら趣味にあてられる時間も増え、万年筆カスタマイズに没頭の日々。

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